浜崎あゆみ BEST

石田  耕一



 聴く度に浜崎あゆみBESTの良さが理解出来ると思う。A Song for XX − で始まって、最後は Who ... である。全部で16曲収録している。入念にレコーディングしたとか。アルバムを聴いている中、声の出し方に違う何かがあった。年齢的な面もしばしば感じられた。変な話かもしれないが、初期の頃の、浜崎あゆみのアルバムは吠える歌姫のイメージがあったように思えた。別名「あゆ」と呼ばれている。詩に対するあゆの姿勢に、鋭い感性の磨かれた場面が実感される。作詞家あゆの雰囲気が、何故か、詩人のあゆの世界を甦らせているようだ。特に、私の好きな曲は、Vogue 。ラテン調の曲であり、昔、ランバダが流行したときのように思える。単に、聴くだけでは物足りない私だが、ドライブするとき、あゆの曲はいわば1ページにすぎないほど持参していく。大フアンであるがゆえ、あゆに対しての個人的な感情が入り込んでいるようだ。最近は、作曲も手がけているようだが、なるべくならば作詞に力を注いで欲しい。いつしか、この、あゆのBESTは聴かせるための気持ちが、音を立てるかのように伝達する。企画立案にも積極的に力を注いでいる浜崎あゆみ。あゆ自身は曲に対してのこだわりがあるだろう。携帯着メロは、私自身、あゆの曲が多い。私は詩を作ったりするのが好きだ。そんなあゆの詩は刺激的な恋愛感情を秘めている部分がひしひしと伝わり、まるで体験をスラスラと並べて発表しているかのようだ。

 雑感を発表していく中、私自身も、時代の流れがあるシーンを想い浮べさせられそうだ。メールという言葉を耳にしたとき、十年以上で変化ある時代になったみたいだ。今、景気対策、不良債権問題は課題になり、卒業したときの私は景気が良い時代だった。特技、資格等にあまりこだわっていなかった。情報処理を耳にしたときは昭和54年頃だったかな。時代が変化してきた世の中、携帯など、考えることもなかった。私は本業を大切にして、二つめ目副業に取り組んでいくつもりだ。本当に、モノが売れない時代であるらしい。仕事は卸業なのでよく理解している。大手企業が倒産していく中、中小企業、零細企業等を馬鹿にしないで欲しいと思う。営業部門も難しいと言われている。この先、日本の景気はどうなっていくのだろうか?不安ばかり。

 そんなとき、浜崎あゆみBESTはとてもいい企画立案であると思う。更に、商業化ベースに乗り、ミリオンセラーのアルバムだ。私の会社にも、そんな、あゆパワーが欲しいものである。ミリオンセラーの商品があってもいいのにと、思い始めたりする。努力だけでは駄目なのか?運も左右するには違いないが、キレのある生活観に戻って欲しい願望は誰でもあるだろう。転職が出来ない今日、年齢とともに大切に生きていかなければならないだろう。不景気とはいえ、音楽業界は時代を築き上げてきていると思う。学生と社会人の言葉は容易に考えにくいストーリーがある。いつも私は会社員なので、プロ意識は忘れていないつもりだ。とはいえ、失敗することもあるので、上手に表現できないかもしれない。仕事と勉強、遊びと仕事。組合せはいろいろと考えられるだろう。転職を多くした私にはいい時代かどうか、決めるには苦労を要する。あゆの曲を聴き、忘れてしまいたくなる毎日もある。人間は楽な方へ傾く習性があるらしい。絶えず、前向きの姿勢があっても、肉体的に苦労するシーンがある。私は仕事だけが命ではないと思う。観察力も必要だ。体験はいい財産だと信じている。

 浜崎あゆみも楽して頂点に辿り着いてはいないだろう。それなりの苦労があってこそ、運に恵みを頂いた、浜崎あゆみBESTアルバムに感謝!したい。卒業生のみんな、頑張ってください!!


(久保商事株式会社)



The Chukyo University Society of English Language and Literature
Last Updated: Monday May 20, 2002

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