Starting Over SPEED

石田 耕一



最近、チャイドルというのが流行している。SPEED の1st アルバムがこの Starting Over だ。私自身、このアルバムに興味がありました。というのも、聴く側と見せ る側の比較。いつもドライブするときいろいろな音楽を聴く。アイドルパワーと 申しましょうか? SPEED の十二曲のアルバムは個性的な音楽である。Body&Soul、 STEADY、Go!Go!Heaven<Album Version>、シングル三曲。いずれも大ヒット 曲。ただ、不思議なシーンはある。ボーカルの件。今井絵理子 1983.9.22 生れ、 島袋寛子 1984.4.7 生れ、新垣仁絵 1981.4.7 生れ、上原多香子 1983.1.14 生 れの4人組。今井恵理子&島袋寛子のパターンだ。個人的には上原多香子のファ ンである。変化のあるボーカルパターンが欲しいと思う。沖縄4人組の SPEED。ダ ンスを主流にアイドル達が育成していく中、低年齢が流行する。SPEED が成功し、 各プロダクション側も次々とニュー SPEED 的なサウンドが広がる。現実は厳しい と思う。世間はそんなに甘くないからだ。いわば、ギャンブルみたいな雰囲気に なる。日本のポップスが売り上げ倍増するレコード界。演歌はその半分以下にな るというのは売れるサウンドを世間で追い求めているからだ。商売の響きが伝達 し、演歌ファンは苦しく消えつつある。となると、異色コンビなど演歌にも工夫 が欲しい。パソコンなど情報多様化時代で聴かせるサウンドが私としては失なわ れつつある。演歌は聴かせる派だと思う。現代のサウンドは若いギャル達に流行 しなければ広まらないような気がする。それは何故なのか?十代、二十代、三十 代等、絵になるからだ。その反面、男性達は女性達と相違し、なかなか絵になら ないから困まる。但し、現在の状況においてである。どちらにしても、景気がポ イントになってくる。男性も頑張らねばならない。女性は強くなったと言われる。 で、今回の SPEED に戻りますがレコードの売り上げが凄いとの噂。将来が恐いぐ らいだ。個人的には上原多香子のファンと記入しましたが、第一の評価としては 某女優に類似している点。そして第二は魅力的なところ。将来が楽しみな世界が ある。他のメンバーも決して嫌いではありません。それなりの良さがあり、他の 三人も雰囲気が違う。だから SPEED がヒットするのだろう。好きな曲は全部と言 いたいが、Body&Soul、Luv Vibration の二曲が特に好きな曲。Body&Soul は SPEED にとっての最初のヒット曲。Luv Vibration はアメリカサウンド風のアレン ジした感覚を意味する曲。いつになく楽しい曲の様子ではなさそうだ。大人の中 に入っていくイメージと申しましょうか?いわば、大人顔負けのアルバムに実感 として思います。本人達は全部大好き!と口を揃えている。初アルバム完成の嬉 しさと期待感が募らせる。SPEED は十代の前半に近い四人組。新垣仁絵が一番年 齢が上。爆発的人気で、一気にトップアーティストへと駆け登った SPEED。1997 年5月21日(水)発売したこのアルバム。素人がアルバムを出すに至っては出来 るものではない。努力だけでは語れず、強運と時代の流れに胸中が傷々たる気持 です。仁絵除いてみな中学生。私達の中学生時代とは想像出来ない。青春のパス ポートはこのアルバムで秘めているのでしょうか?作詞・作曲はすべて同じ。専 属サウンドの SPEED。今のエネルギーはこの SPEEDに告げられるのだろうか?沖縄 サウンドが幅広く乗せて、注目度を高めらす。人々は評論家気分に酔いしれる。 まるで音楽評論家になった気分だが、私らしさで文章するのはとても難しい。感 性がものいう時代が文章。さて…音楽は? 作る側、聴く側、評論するのは誰にだっ てある。最後に、SPEED サウンドを忘れないために頑張って欲しいと思います。

(荒木運輪株式会社勤務)

The Chukyo University Society of English Language and Literature
Last modified: Fri Nov 13, 1998

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